概略

私が新卒で入った会社は、ほぼ詐欺に近い商法で稼いでいる会社でした。そこで20代で年収1000万を稼ぎ、売上全国トップを維持していました。法令違反が元で会社が行政処分を受けながらも継続していた中で、役員にもなり勤続25年以上経ってから会社から不正を指摘され、刑事告訴を受け逮捕されるまでの転落人生を綴ります。
入社したら詐欺会社だった
私は国立大学を卒業時後、内定をもらっていた上場企業の内定を蹴ってでもやりたいことがあり、一旦腰かけのつもりで入った会社は、30年以上前から横行していた電話勧誘・訪問販売の超ブラックな会社だった。
✓高校生やフリーターバイトを電話アポインターとして雇い、大学生を偽って電話させる
✓家庭教師の体験と謳いながら家庭へ訪問すると高額教材を販売する、顧客に残るは教材ローン契約書のみ
✓教材販売後のフォローとしての家庭教師指導は契約書もなく、拠点の判断で実施
✓拠点に社員は一人でアルバイトスタッフで回す
✓売り上げに応じて歩合給が付く、年数回コンテストもあり売上優秀店長には報奨金がある
✓名簿は名簿会社から購入するか、子供たちに声をかけて学校名簿を入手したいた
✓深夜1:00や2:00まで仕事をすることが社内会議で推奨され、日曜日しか休日は無く、健康診断は一度も受けさせてもらえなかった
という具合で今なら完全にアウトなやり口で稼ぎまくっていた会社だった。売上が悪いと電話や面前・会議の場で延々罵倒され続ける構造だった。
私の担当した店舗ではアポ精度や営業精度を上げたので売り上げは500万~1000万という一段上がった売上ステージにもっていった。会社には若手のエースとされ一店舗だけでなく、複数のエリアマネージャーになり新人社員教育と新規店舗開発もしていった。
アルバイトスタッフに毎日の様に飲み食いさせていい気分にさせて虚偽の勧誘や販売をさせていた。社長は完全にアウトローで社員への健康診断やパートスタッフへの保険加入等一切なく、休みも日曜日しかなく毎日2時3時まで仕事しろ、と言われ続けていた。しかし高歩合給でそこで麻痺させていった。そもそも売っていた教材も他社の商品をコピーして印刷したものだった。
所詮、印刷しただけの教材を30~60万で販売していたので会社は大儲けだった様で、経営者は都内にビルも買ったりしていた。
悪徳会社で年収1000万突破
そんな会社で入社してすぐ店舗を任され、売上全国一位になり、その報奨金がかなり付き、気付くと入社3年の25歳には年収1000万を達成していました。会社も「ここまで売ると、給与が高くなり過ぎる・・」と無理くり給与基準を見直され、年俸制に移行されました。基本年収600万でしたが、やはりコンテストでは全国一位を取っていたので報奨金を足すと1000万程になっていました。
営業成績が良かったので給与が高く、目の前のニンジンをぶら下げられれば死に物狂いでやるので結果を出し続けると部長待遇にもなっていていつの間にか自分自身も麻痺してきた。結婚もして高級車を乗り回していた。いつの間にか自分が本当にしたかった夢よりも目の前の金に執着するようになっていた。
