ペガサス

人生

17章 留置の日々。こんな世界だったのか

留置場と刑務所の違い いわゆる牢屋と言われる金網の中の小部屋に入れられた。「留置場」と言われるもので警察署の中にある。取り調べ室等とも連結していて、そこまでには何重もの鍵の扉があり警備も厳重だ。これで起訴となり、実刑を受けて禁固となると「刑...
人生

16章 ついに来た。自宅へのピンポン 悪夢

寝ている時間に自宅呼び鈴が鳴る 私は仕事柄夜型の生活なので起床は昼頃だった。そんなある日10時頃家のピンポンが鳴った。嫌な予感は大分したが、モニターを見ると写しだされたのは数人のスーツを着た男たち。「はい」と応答すると見せられたのは警察バッ...
人生

15章 裁判開始。 いつか捕まるのか・・

民事裁判開始 弁護士に相談して、というよりほぼ丸投げして裁判に臨んだ。正直訴状の隅々(今まで隠してきた内容や証拠書類の数々)を読み込んでいく程の気力は無く、真正面から目を向けられなかった。分かったのは今まで自分がやってきた組織運営や新規事業...
人生

14章 警察が動いてる?

何も変化がなく三年が過ぎる 前職を辞めて、半年後に労働審判をしてその際に幾らか支払うことで和解を求めたたが、「そんな額では納得しない、手続きを踏む」という嫌な言葉を告げられてまま、その後なんの要求も反応も無かった。私も不安であり、弁護士にも...
人生

13章 内容証明のみ、無反応状態

年が明け2月から入社が決まった。今までとは違う大学受験の予備校業務なので新しい知識も得なければならないので本部での研修前に事前に知識を勉強していった。前職で培った家庭教師派遣のノウハウは活かせないでいくことは前職には敵対勢力にならないだろう...
人生

12章 懲戒解雇・計画が根本から狂う

会社の速攻なる厳戒態勢 「ひとまず自宅待機」とされた私は、こうなれば部下に任せようとしていた別の新会社で業務を成り立たせていくしかないと考えた。しかし正直、自分の計画からすれば徐々に新会社へは顧客を増やしていければと考えていた。少なからず現...
人生

11章 会社との折衝

弁護士は対決姿勢・自分は上手く辞めたかった 弁護士に相談したところ、労働争議に強い先生だった為か、やたらと「今までの残業は?休日は?」という私の労働者としての側からの指摘を考えられ、会社にタイムカードなどで管理されていない、毎日夜中まで仕事...
人生

10章 部下の拠点で不正が見つかる

やはり安易に教えるべきでなかった 異動を断って、退社する方向で話をしていた部下の拠点に会社がある日突然本社の人間がまるで家宅捜索の様さながらのガサ入れが入った。私が教えた副収入源のやり方を安易に行っていて、あからさまな行動をとっており、顧客...
人生

9章 代理店になれるように交渉・独自路線に入る

寄せられる相談・代理店になるしかない 二代目社長になり、全国津々浦々で今まで「暗黙の了解」で行われていた拠点毎の収入や裏金などが「不正」として指摘され始め、次々と古い社員が辞めていった。売り上げはそれに比例して下がってもいた。会社自体は銀行...
不正

8章 諸悪の根源が消える

社長急死の知らせ 役員になっても給与は変わらず、しかし家族は養わないと・・このような迷いや薬を飲みながら、ズルズルと暮らしていた。どこかで「ここまで耐えてきたなら社長が死んでから、会社を牛耳って根本から変えてやろう」という気持ちも持っていた...