14章 警察が動いてる?

何も変化がなく三年が過ぎる

前職を辞めて、半年後に労働審判をしてその際に幾らか支払うことで和解を求めたたが、「そんな額では納得しない、手続きを踏む」という嫌な言葉を告げられてまま、その後なんの要求も反応も無かった。私も不安であり、弁護士にも相談していたが「何故だろうね、持ち去った私物のPCの返却すら無いし・・」「事件にはしにくいケースだと思うよ」という感想で時間だけが過ぎていった。「今までの不正と言われた人たち同様にこのまま終わるのではないか・・」というどこか期待も含めた気持ちでいた。

転職の会社でマネージャーとして評価され、意欲的に

転職先でも成績は好調で入社2年目でマネージャーとして幹部になり、忙しくも収入も以前よりは減ったものの不便はなく、「このまま終わればいいが・・」と常に頭の底の方にズーンと重いテーマが渦まいていた。

知人より電話が入る「警察から・・」

そんなある日、仲良く突き合わせていただいている業者の方から「警察から電話があった、何か調べているみたいだった」と電話があった。

「やはり動き始めていたのか!」この現実を突きつけられた。おそらく前職経営陣は退職時にとったこちらの対決姿勢から刑事告訴を検討していたのだという事実。昔からの役員にも懇願したり、誰よりも利益をもたらしてきたという自負、先代ならばここで終わりにしていた、そこまで強気に出れる会社ではない、という私の想像を超えて一番私を再起不能にさせる手を打ってきたのである。

ずっと監視されている気配

それから、家の近くのアパートの一室からカメラでこちらを撮っている様な光が夜見えたり、すべてが調べられている様な気がしてきていた。

弁護士への不信

今まで何度も相談していた弁護士がいたのに具体的に何も動きをだしてくれていなかった弁護士にも不信がつのってきた。現実的には打つ手無い、というのが答えだったのだろう。私は違う弁護士に相談してみた。すぐさま警察へ電話をしてくれた。そこで警察の反応から「動いてますね」というものだった。ただこの内容からすると立件できるかは微妙なのでは・・とやはり言っていた。

調べていっても立件できる状況に至らず終わればいい・・それを祈るばかりとなった。

ようやく訴状が届く

3年が経った暮れに、ようやく訴状が届いた。内容は今までの内容の事で額面も一緒であった。そのまま弁護士に見てもらい新しい弁護士に依頼をしてこちらの言い分を言っていくカタチになった。相手方は私の私物のPCを持ち出しており、相当な調べをしてきていて、こちらはデータが一切ない状況で、提示できる証拠がほとんどない状況であった。

不当な減給処分・就業規則すら定められていなかった中での自営での活動・先代社長のパワハラによるメンタル損傷・拠点の営業活動に経費として費やした

この点を主張していくカタチとなった。

刑事として難しいから民事で訴えてきたのかも知れないと、せめてもの希望を持っていた。

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