15章 裁判開始。 いつか捕まるのか・・

民事裁判開始

弁護士に相談して、というよりほぼ丸投げして裁判に臨んだ。正直訴状の隅々(今まで隠してきた内容や証拠書類の数々)を読み込んでいく程の気力は無く、真正面から目を向けられなかった。分かったのは今まで自分がやってきた組織運営や新規事業への内容が全て把握されていたという事だ。しかしこちらは、そもそも就業規則すらなく雇用契約も交わしていない、教材を売る販売店の責任者であったのみではないかという点、もし社員だったとしても不当に減額された毎年200万×15年という債務不履行、先代の頃から何でもありだった企業の体質、営業停止処分後に現場に経費を認めてくれず自分たちでねん出するしかなかった点、賞与昇給が一切なく組織を維持する為に副収入を得たがそれで自分の組織は維持できて会社にも多店舗が赤字の中、唯一黒字を出して利益をもたらしていた事実、この点を主張していった。

長い裁判期間

民事裁判は知らなかったが、当事者は都度出廷していく必要がなくほとんど弁護士先生にお任せで、月1度経緯を相談していく感じだった。しかし2ヶ月おきに開かれる為、とても時間がかかるものだと思い知らされた。

警察より連絡も無し、どうなっているのか?

この間約1年もの間、警察官が来るとか事情聴取的なものも無く、ただ自分としては自宅の近くを通りがかる人、向かいの家の半開きの窓、駐車場に止まっている不審な車、すべて自分を捜査しているのではないかと気が休まらず、常におびえている状況だった。

せめて弁護士さんが言う「立件は厳しい」という結論になることを密かに望んでいるしかなかった。同時に最悪の場合も想定はしていた。

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