11章 会社との折衝

弁護士は対決姿勢・自分は上手く辞めたかった

弁護士に相談したところ、労働争議に強い先生だった為か、やたらと「今までの残業は?休日は?」という私の労働者としての側からの指摘を考えられ、会社にタイムカードなどで管理されていない、毎日夜中まで仕事していた事などを告げると鼻息荒く、「それは会社を突かねばならない」と対決姿勢で臨む方針で言われた。

自分も不安でいっぱいだったし、今までのいきさつも第三者に客観的に話したのは初めてだったので、「何とかしてくれるのだろう」と思い、自分が拠点でプールしていた口座の通帳から預けた。

本社での聴取で経緯を話す

翌日、本社に出向いたところやはり二代目取り巻きの事務方社員が私を取り囲み尋問して吐かせようとばかりの布陣で始まった。

私は「質問されるまでもなく、今までの経緯や事実を自分から話す」として二代目社長の前で、これまでの先代社長の悪事、今まで受けてきた待遇、給与賞与無しでの不安、退職金への不安、現場拠点組織維持のためのオプション部分での収入確保、その期間や金額を話した。

すると、二代目社長から「むしろ父親がすみませんでした!」と頭を下げてきた。後は状況を確認してどうするか連絡するから一旦自宅待機で、と言われ本社をあとにした。

「事実を伝えてわかってもらえたのかも・・退職はするにしてもやはりこれで終わるかも・・」という安堵感を持った。この事をしっかり弁護士に伝えて様子をみたい、と伝えるできだった。

対決姿勢の弁護士の攻撃

翌日本社の人間が、私から該当するプール口座と印鑑を渡せ、と言ってきた。しかし「既に弁護士に預けているので渡せない」と伝えるしかなかった。私の中では言われる通り会社に出しても良かった。物理的に無理だったので、弁護士から回収してから提出する事とした。本社の人間は不服そうだった。

そしてその後日、私が相談した弁護士が本社へ突撃して、私とその部下のタイムカードや出勤の記録を出せ、出せないのはおかしい!と攻撃をしてしまった。

おそらく会社としては、先日私が話した内容は理解したが、対応が違うではないか!と感じたのだろう。弁護士を間につけてない状況でお互い話し合っていけば良かったのかもしれない。

さらに後日、口座の通帳と印鑑を持って本社へ再び行くと、二代目社長は前回の対応とは真逆の対決姿勢で対応をしてきた。ここから二代目社長と顔を合わせる事は無くなった・・

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